蚊に刺された時に爪でバッテン印をつけるとかゆみが治まるのはなぜですか?

当店の患者様から首題の質問がありましたので、ご回答させていただきます。

東京三鷹アトピー性皮膚炎

「痒覚(かゆみ)」は、人間に備わった皮膚感覚の一つなんです。

人間は、同時にいろいろな刺激を受けると、それらの感覚の中で優先の順位をつけ、その上位にあるものだけ情報処理をするという働きをします。

例えば、蚊に刺された時に、皮膚に爪を強く押し当てて、バッテンの印を付けると、かゆみが治まったように感じられるのは、痒覚よりも「痛覚」の方が、体性感覚の上位に位置づけられているためなんです。

同様に、かゆみのある部位に熱いシャワーをかけると、「気持ちがいい」と感じるのも、熱いと感じる「温度覚」が痒覚より優先されたためなんですよ!

ちなみに、温度覚は、ヤケドや凍傷=痛みにつながるといったように、かゆみより優先されるというわけなんです。

要するに、かゆみは痛みを与えることで、一時的に忘れられる感覚といえるんです。

しかし、かゆみが治まったように感じるのは、一時的なことで多くは患部を刺激したために、かえってかゆみを増強させてしまうんです。

さらに、皮膚を傷つけてしまう危険もあるため、やってはいけない行為なんですよ!

かつては、「弱い痛み=かゆみ」と考えられ、痛みを伝える神経経路に流れる信号が弱いとかゆいと感じるというのが通説でした。

ところが、痛みは内臓でも起こるんですが、かゆみは内臓には生じることはなく、「胃が痛い」と感じても、「胃がかゆい」と感じることはないんですよ!

なので、このことから、痛みとかゆみを脳に伝える神経は別々なのではないか、という説が提唱され、研究が始められました。

そして近年、かゆみを伝える細く伝導速度の遅い神経線維という「C線維」があることがわかり、痛みとかゆみは違った皮膚感覚であることが解明されたんです。

そして、さらに最近の研究では、伝導速度の速い「A繊維」の一部もかゆみの伝導にかかわることが明らかにされているんです。

今後、さらなる研究が進めば、かゆみは完全に制御できるようになるかもしれないんですよ!

当店のタイ古式マッサージは、血液とリンパと気の流れを良くしていくことで、対処療法ではなく、根本治療を目指していますので、とても効果的な根本手技療法となっています。

当店では、あなたの辛いアトピー性皮膚炎の症状が早く完治することを心から願っています。

ブログをお読みいただき、ありがとうございました。

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