当店の患者様から首題における質問をいただいたので、ご回答いたします。
「転地療法」とは、現在、住んでいる場所とは違う場所に移り住み、保養を行なうことによって、症状の改善を目指す療法のことを言います。
夏休みや冬休みといった長期休暇の際だけ、一時的に移り住む方法と、永住する方法があります。
転地療法により、アトピー性皮膚炎の症状が軽減、または良好な状態が続くことがあるんですよ!
それはなぜでしょうか?
それはアトピー性皮膚炎では、汗をかく夏の季節に悪化する人、空気の乾燥する冬場に悪化する人など、季節や気候によって症状が良くなったり、悪くなったりすることがあるんです。
そこで、湿度が高くジメジメした夏場に悪化しやすい人は空気の乾燥した地域に、逆に冬場の乾燥によって悪化しやすい人は、少し湿度の高い地域に住むと症状の軽減が期待できるというわけなんです。
しかし、転地療法によってはアトピー性皮膚炎が完治したかのように症状が治まったという症例がある一方に、高いエビデンスである科学的根拠があるわけではなく、患者様の誰にでも有効とは言えないでしょう!
何より誰もが簡単に行なえる方法ではなく、気軽に試せるものではないんです。
当店では、あなたのつらいアトピー性皮膚炎の症状が早く完治することを心から願っております。